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バックホウのグラップルの資格「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」とは?講習料金・講習内容・講習時間なども解説!

バックホウのグラップルの資格「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」とは?講習料金・講習内容・講習時間なども解説!
目次

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」とは

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」とは木材グラップル、ハーベスタ、プロセッサ、グラップルソー等など、バックホウ(油圧ショベル)に着けるアタッチメントを操作する作業に従事することができるようになるための特別な教育です。

特別教育とは

特別教育とは、労働安全衛生法 第59条3項で定められた、事業主が労働者へ特定の危険・有害業務を行わせるときに必要となる特別な教育です。労働安全衛生法では「事業者は、危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定めるものに労働者をつかせるときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該業務に関する安全又は衛生のための特別の教育を行なわなければならない。 」と定められています。

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の講習時間・講習内容

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の講習時間・講習内容は次のとおりです。

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の講習時間

  • 講習時間:12時間(学科 6時間+実技 6時間)
  • 講習日数:2日間

学科の講習時間・内容

学科の講習内容は5項目に分かれていて、それぞれの講習時間は次のとおりです。

伐木等機械に関する知識1不可
伐木等機械の走行及び作業に関する装置の構造及び取扱の方法に関する知識1不可
伐木等機械の作業に関する知識2不可
伐木等機械の運転に必要な一般的事項にに関する知識1不可
関係法令1不可

実技の講習時間・内容

実技の講習内容は2項目に分かれていて、それぞれの講習時間は次のとおりです。

伐木等機械の走行操作1条件あり
伐木等機械の作業のため装置の操作1不可

省略できる実技講習に関して

実技の「伐木等機械の走行操作」に関しては車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習を修了している方に関しては省略することができます。「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」申込時に「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」修了証のコピーを同封する必要があります。

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の料金

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の料金は各教習所によって異なりますが、教習機関のホームページを確認すると30,000円〜50,000円程度の料金が相場になります。

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の持ち物

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の持ち物は基本的には受講する教習所ごとに異なりますので受講を検討している教習所に確認してください。基本的な持ち物は次のようになっているので参考にしてください。

  • 学科(1日目)…筆記用具、ノート
  • 実技(2日目)…ヘルメット、長袖、長ズボンの作業ができる服装・昼食・飲料

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」の対象機械

「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」を修了すると運転・操作することができるようになる対象のバックホウ(油圧ショベル)に着けるアタッチメントは「木材グラップル、ハーベスタ、プロセッサ、グラップルソー等」になります。

バックホウ(油圧ショベル)とは

バックホウとはキャタピラーとショベルによって構成された重機の「油圧ショベル」を指しています。油圧ショベルを「バックホウ」「ユンボ」「パワーショベル」などと呼ぶことがありますが、メーカーの商品名などをその名残で使用している場合もあります。

ユンボはレンタルのニッケンで商標登録している名称、パワーショベルはコマツの商品名です。

バックホウは英語の「Back(後ろ)」+「Hoe(鍬 クワ)」を組み合わせた言葉となっていて、その名の通り後ろ向きの鍬を使用して作業を行う重機になります。

バックホウの運転や操作をする場合は「特別教育」や「技能講習」を修了している必要があります。特別教育や技能講習というのは労働安全衛生法で定められた業務や就業制限業務を行う場合に必要とする資格や免許のようなものです。

小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育

機体質量3トン未満のバックホウを運転・操作する場合は「小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育」を修了している必要があります。

  • 講習時間:学科 7時間+実技 8時間(2日間)
  • 講習料金:学科および実技「1万5,000円前後」

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習

機体質量3トン以上のバックホウを運転・操作する場合は「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」を修了している必要があります。

未経験者から車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了者など、経験、保有資格によってコースが複数に分かれています。

  • 6時間…車両系建設機械(解体用)運転技能講習修了している
  • 10時間…建設機械施工技士1級又は、2級の第4種から第6種合格している
  • 14時間…大型特殊免許所有者または、不整地運搬車運転技能講習修了者、普通、準中型、中型、大型免許を有し、小型車両系建設機械(整地等)特別教育修了後、機体質量が3t未満の車両系建設機械の業務経験が3ヶ月以上ある
  • 18時間…小型車両系建設機械(整地等)特別教育修了後、機体質量が3t未満の車両系建設機械の業務経験が6ヶ月以上ある
  • 34時間…車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習修了している
  • 38時間…他のコースのいずれにも該当しない

グラップルとは

グラップルとは木材や瓦礫を掴んで荷役を行うバックホウ(油圧ショベル)に着けるアタッチメントの1つです。アームのような形状をしていて、木材などを掴むことが出来るため、操作性や汎用性が高く、グラップルは林業や農業などの作業で重宝されています。

グッラップによって行える作業

グッラップによって行える作業は次のような作業を行うことができます。

  • 木寄せ
  • 玉切り
  • 木揃え
  • はい積
  • 積込み
  • 荷卸し
  • 枝条処理

代表的なグラップル製造メーカー7社

代表的なグラップル製造メーカー7社を紹介します。

  1. 住友建機株式会社
  2. 株式会社アクティオ
  3. 株式会社新宮商行
  4. 株式会社タグチ工業
  5. アースマシン株式会社
  6. イワフジ工業株式会社
  7. 有限会社フォレスト

まとめ:バックホウのグラップルの資格「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」とは?講習料金・講習内容・講習時間なども解説!

今回の記事はバックホウのグラップルの資格「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育(伐木等機械運転業務特別教育)」に関して解説した記事でした。

グラップルは木材などを鷲掴みすることが出来て、非常に操作性、汎用性にすぐれた油圧ショベルのアタッチメントです。

ぜひ「伐木等機械の運転の業務に係る特別教育」を修了して、バックホウのグラップルを安全に操作出来るようになりましょう。

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