建設業界の生産性や安全性の向上にかかせないICT活用。
ICTを行うためのICT建機の操縦システムの種類にはマシンコントロールとマシンガイダンスがあり、それぞれのメリットやデメリットはありますが、価格が抑えられて導入が身近なのはマシンガイダンス。
マシンコントロールとマシンガイダンスの違い
どちらも基本的には設定情報や基準情報を活用し、現場の施工位置を正確に把握することで、検測員を施工時に必要としないため、人件費を抑え、安全性も高めることができるというメリットがあります。
マシンコントロールは自動制御を行うことができるので、バックホウの場合、設計データの位置よりも過掘削をすることなく正確に施工することが可能になりますが、専用の建機を必要とします。
マシンガイダンスは自動制御はありませんが、専用の画面やシステムを既存の建機に取り付けることで、施工時に設計データと現在のをオペレーターがモニタで確認しながら正確に施工することができます。
マシンコントロール(MC) | マシンガイダンス(MG) | |
---|---|---|
自動制御 | ◯ | × |
価格 | 高い | MCよりも抑えられる |
最強コラボ「iDig×チルトローテータ」
今回はマシンガイダンスシステムでも珍しい「ケーブル不要・溶接不要」の「iDig(アイディグ)」の正規輸入販売店のグレートスタージャパン株式会社様に、生産性と安全性を高めるためのマシンガイダンスシステムのiDigと最強コラボがあるということで、エピソードを交えたインタビューを行ってきました。

グレートスタージャパン株式会社様、どうぞ宜しくお願いします!

宜しくお願いします。

iDigと最強のコラボがあるということなのですが、なぜそう思ったのでしょうか?

もともと私が最強コラボだと自負しておりまして、長野県茅野市にある信濃住宅設備様の現場にお邪魔した時に確信しました。

なるほど。ではその時のエピソードをまずは教えて下さい!

わかりました。
長野県の設備屋さんにて発見!
長野県茅野市にある信濃住宅設備様の現場にお邪魔しました。
ご対応いただいたのは、小林社長、小林専務(誠にありがとうございました!!!)
私がお勧めしているiDig×チルトローテータ 最強コラボを導入いただいたお客様です。
中身を聞いただけでも、かなりワクワクする内容だが、想像以上に面白い、かつ効果がある内容でした。
ここはヨーロッパ!?
現場に到着してびっくりしたのがクボタのU55Eというミニショベルのカラー

実はこのカラーのミニショベルはiDig本社から来るヨーロッパの現場画像では見たことがあったのだが、日本では見たことがないので日本では発注すれば可能なのかなと思い聞いてみた。
聞いたところ、クボタさんでは出荷時のカラーでこのカラー指定は出来ない様でわざわざこのカラーに別の方法で塗装したらしい。
その上、
スウェーデン Steelwrist社製のチルトローテータ
フランス BRIDGIN社製のiDig
どう見てもヨーロッパの現場なのだ。

この変態心をくすぐる最強コラボ。通りでこのユーザーさんとは仲良くなるはずだと改めて思いました。

くすぐられているのが伝わってきますね。
「iDig×チルトローテータ」効果が凄かった!
この現場は住宅地の造成後、浄化槽の設置&上下水道の配管工事
現場でiDigをご利用いただいているところを見せていただく予定が、この最強コラボのせい(おかげ?)で現場が早く終わったとのこと。

どれくらい早く終わったんですか?
はい、どれくらい早く終わったかというと
通常だと4日で12人工かかる現場が
iDigを入れる事で
3日で6人工になった!!!
ちなみに今回はiDigをチルトローテータの機械に載せて施工して頂きましたが、チルトローテータでない機械にも載せ替えてご利用いただいているが、効果抜群と言って下さいました。
4日で12人工が、3日で6人工まで削減できたと考えると、現場での確認作業ってかなりの回数やってますよね。

そうですね、人件費の削減、安全性の向上だけではなく、さらには教育コストなどもありますからね。
上下水道の配管は勾配が重要
上下水道の配管は勾配を付けて、
水、ゴミが管の中に残らない様に設置している。
その勾配が少しでも狂えば、工事のやり直しになってしまう。
信濃住宅設備の社長にお伺いしたところ、
役所が確認する際には上流側、下流側からミラー等でちゃんと勾配が取れているか確認検査をする。
その検査時に少しでも勾配が狂っていれば、配管が凹んだり、曲がる為、水が配管内に残ってしまい、埋めた後ではどうにもならなくなってしまう。
その為、確認作業というのは絶対的に必要で慎重になる点だったのだが、
iDigの導入によって、確認作業減少が現場の大幅な生産性向上に繋がった
ベテラン職人である社長が言われるお言葉には重みがスゴク、iDig担当の私もすごい物を扱っていたんだと改めて感じることが出来た。

確認作業が多い現場ほど、メリットがありますね。
回転レーザーとの併用
2Dの場合、図面データが不要な分、基準を設置する必要がありますよね。
信濃住宅設備さんでは、回転レーザーを基準にして丁張を減少させています。

この回転レーザーは勾配機能付きの回転レーザー
iDigと回転レーザーで掘削する勾配を設定すれば、重機移動後も同じ勾配を掘削出来るので便利です。

勾配がある現場の基準は回転レーザーもいいですね。
燃料費の高騰
今回、この最強コラボで工期短縮、人件費削減ができましたが、どこでも言われているが、燃料費の高騰は建設業に直結しています。
長野県にお邪魔して驚いたのが、ガソリンのお値段です!
神奈川 レギュラー 162円
長野県 レギュラー 184円
神奈川県でも高く感じていたが、長野県の方は相当大変だと思しまいた。
毎日燃料を使う建設業には相当なダメージ、利益率の低下に繋がりますよね。
だからこそ最強コラボやiDigを活用してもらって
重機が止まる時間を減らす = 利益率の維持、向上
重機が止まる時間を減らすにはiDigが最適!
というのを非常に実感しました。

たしかにガソリンだけではなく資材や様々な物価が上がっていますので、教育コストを抑え、ICTを活用して人件費を抑えながら、生産性をあげていくことにシフトしていく必要がありますね。

そうですね。ICTの場合マシンコントロールですと専用の建機も必要で、導入コストもかかりますので、敷居が高いイメージの方も多いのですが、iDigのようなマシンガイダンスですと既存の建機に気軽に設置できるので導入コストも抑えられます。

そうですよね。

さらにiDigの場合はケーブル不要、溶接不要で油圧ショベルにセンサーを貼るだけなので、ICTの導入を検討している方には非常におすすめです。

ケーブル不要、溶接不要なのは非常に便利ですね!これからも建設業の生産性向上や、安全性の向上に関して情報があればまたインタビューをお願いします!本日はありがとうございました。

わかりました。こちらこそ有り難うございました!
コメント